給兵艦「樫野」
スペック
1940年7月竣工
基準排水量 10360トン
全長 138メートル
全幅 19,9メートル
主機関 タービン 最大4500馬力
最高速力 14ノット
「樫野」の建造目的は呉工廠から大和型戦艦の砲塔などをそれを建造している各地の工廠に輸送されるためだけに建造された海軍唯一の「給兵艦」であり「運送艦」
表向き「給兵艦」となったいますが、これは理由があり、それは「樫野」は先に書いてあるとおり「大和型戦艦」の砲塔などを運ぶためであり、大和型戦艦の建造をカモフラージュするためだったのです。
主な航跡(任務記録)
1940年、戦艦大和の2番艦「武蔵」の3基の主砲砲身、砲塔、15センチ砲塔を
呉から長崎に輸送する任務で呉と長崎を3往復かけてすべて輸送。
しかしこの任務が「樫野」の「給兵艦」として最初で最後の任務となり、なぜなら大和、武蔵、とつづく「信濃」が空母への改造が決定し、いらなくなってしまったのです。その後はその大きな船体を利用し輸送船として国内や台湾で石炭などを輸送する任務につき、1942年7月に台湾から九州の八幡に向かう途中、米潜水艦「グラウラー」の雷撃を受け台湾北部にて沈没
出典 歴史群像2001年 10月号 特務艦艇入門 大内健二
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